CFF　中国フルート友の会　会長　大代啓二

　フルートを好きな人、フルート音楽を好きな人、この指留まれ・・・！で始まった中国フルート友の会は、本日第３０回の記念コンサートを開催する運びとなりました。 一口に３０年と言いますが、中々３０年間、事を続けるというのは、生半可な事ではできません。 30年前のフェスティバルは今の広テレプラザのある場所にあった、見真講堂で開催されて、出演者も３０名ぐらいだったようです。今回１１０名あまりの出演者で、フェニックスホールと、大きく成長した状態で３０回の節目のコンサートを開催出来る事は、当会の大きな喜びであります。
これも一重に広島県の聴衆の皆様や、ご支援頂きましたフルートに関係する会社、企業の方々のお陰だと感謝し、ご挨拶と致します。 今後ともよろしくお願い申し上げます。

◆指揮：ソロ 伊藤公一（いとう　こういち）

１６才よりフルートを永長次郎（現岐阜大学教育学部）音楽科在学中の1962年、１９才で京都市交響楽団に入団、２年後主席奏者となる。在団中はオーケストラ活動のみならず、ソロや室内楽の分野でも盛んに演奏を行い、同交響楽団定期演奏会でもたびたびソリストとして出演し好評を博した。 1973年、スイス・ボスヴィルでのマルセル・モイーズマスタークラスにおける演奏は同氏より絶賛され、そのフレンチスクールを継承する演奏スタイルは今日まで常に高い評価を受けている。 1995年、長年主席奏者として活躍した京都市交響楽団を退団しソリストとして活躍する一方、後進の指導にも力をそそいでいる。 これまでに門下生からは優秀な演奏家が育っており、その中には各地で活躍するオーケストラプレイヤーも数多い。 2003年、門下生からの呼びかけで開かれた「デビュー40周年を祝うコンサート」は厚い支持を受け、そのライブＣＤも好評を得ている。現在、名古屋芸術大学音楽学部及び大学院教授、相愛大学音楽学部講師。 日本フルート教会常任理事。

◆コンサートミストレス：広岡真紀（ひろおか　まき）

島根大学教育学部特別教科（音楽）教員養成課程管弦打楽器専攻卒業。 第５回日本クラシック音楽コンクール奨励賞。第１８回広島市新人演奏会出演。エリザベト音楽大学国際セミナーにおいて、ロスヴィタ・シュテーゲ氏に師事。2004年にフルート２本とピアノのトリオ「アンサンブルjAm」を結成。2005年フルートデュオリサイタル開催。クラシック音楽の演奏活動のほか、ポピュラー音楽の分野でのレコーディングやライブのバックサポートなども積極的に行っている。これまでにフルートを大代啓二、西田直孝、伊藤公一、野坂知子、故・高橋安治の各氏に師事。現在、（株）ヤマハミュージック瀬戸内プレビアス紙屋町フルート科、リコーダー科講師。ヤマノミュージックサロン広島フルート科、オカリナ 科講師。フルートコンコード広島団員。中国フルート友の会役員。

◆ピアノ：水野久美（みずの　くみ）

　京都市立芸術大学を経て、同大学院を終了。ルツェルン音楽院にてマルコム・フレーガー及びミエチスラフ・ホルショフスキー各氏のマスターコースを終了する。 1984年に京都音楽協会賞を受賞し、NHK洋楽オーディションに合格。 日本モーツァルト音楽コンクールピアノ伴奏部門、同コンクールピアノソロ部門に入選し、洗足学園前田賞を受賞後、リサイタル・コンチェルト・サロンコンサート等のソロ活動を、同時に室内楽や伴奏の分野でも意欲的に活動を続けている。 近年では、M.ラリュー、R.ウィルソン、T.ロバーテロ、M.デュフォーら世界の名手たちとの共演も数多く、T.ロバーテロ氏とのリサイタルツアーはCDリリースされている。